推しへの手紙「素敵でした」はAIが「重い」と注意|結局OKな理由

(※ここでは、推しとの距離感を大切にするファンを「穏やか勢」、
逆に、ぐいぐい近づくタイプを「強攻勢」と書いています。)

贈り物に添えるメッセージカード。
気持ちを綴るファンレター。

ちょっとした一言でも、推しには伝えたいものがありますよね。

「素敵ですね」「ありがとう」と伝えたいので、ある日、手紙の準備を始めました。

ところが、AI(チャットGPT)に文面を相談したら、なぜか注意されることになりました。

その注意は、思いもしない理由からでした。
そこから、AIと私の「手紙の距離感」のすれ違いが始まったのです。

目次

AIとのすれ違いが始まった瞬間

まず最初にAIから返ってきたのは、意外なほど「慎重な一言」でした。

「お疲れ様くらいの軽い挨拶で」

「重くならないようにしてください」

「他のファンへの公平性も大切です」

……いやいや。

私は、距離を詰めるような手紙なんて書いていないのですけど?

素敵だと思った気持ちをまっすぐに書きたいだけなのに、なぜか「危険人物扱い」されているような気分になりました。

応援の本質って何だろう?

感謝の気持ち、良かったよと伝える内容まで、厳しく制限されるのなら、
「もうファンをやめた方が良いのか」とさえ思ってしまった…

AIとのやり取りは、私のやる気をそぐものでした。

しかし、会話を続けるうちに、
「AIが見ている」推し活の世界と、私がいる世界は違うことに気づきました。

AIが慎重なのは、「強めの手紙文化」を学習しているから

(※AIが学んでいるのは、
ネットに残りやすい「自己主張が強めの手紙」が中心のようです。
穏やか勢の静かな世界は、AIの学習に入りにくいのだと思います。)

ここで、AIが誤解した背景を少し整理します。

SNSなどには、強攻勢といわれるファンの行動が残っています。

・返事をお願いする

・覚えて欲しいと書く

・「特別に見てほしい」という内容

・恋人宛てのような長文の手紙

このような内容をインターネットに投稿すれば、それは炎上しやすく、記録にも残りやすいのでしょう。

「ネットに残る=AIが学習する」仕組みなので、

AIの中では「推し活の手紙=近づく手段」という認識になりがちです。

一方、穏やか勢の手紙は、静かに書き、そもそもネットにアップすることもなく、炎上もしません。

だからAIは、穏やか勢の世界を知らないままだと考えられます。

そのズレが、「軽めで」「挨拶程度に」というAIの回答の原因だったのでしょう。

私が書きたい手紙は、「素敵です」と「ありがとう」だけ

ここからは、私自身の話に戻ります。

私が推しに伝えたいのは、たったこれだけ。

「素敵です」
「いつもありがとう」

ただその二つを、贈り物としてそっと伝えたいだけです。

特別扱いして欲しいわけでも、
覚えて欲しいわけでもありません。

昔から現在まで、多くのファンレターを書いてきました。

覚えて欲しい、返事を下さいなど、推しに何かを要求したことは一度もありません。

「特別な関係を迫るのでは?」とAIは心配しますが、こちらの意図はまったく違うのです。

褒める=自分の点数稼ぎではなく、相手のため

私が「素敵でした」と書きたいのは、
自分のためではなく、相手のためだということです。

距離を詰めたい気持ちがあるから褒めるのではなく、ある時の姿が良かったから素直に伝えたいだけです。

これはAIの考える「重い手紙」とはまったく別物で、
どちらかと言えば、
推しの仕事に対する静かなフィードバック に近いのだと思います。

むしろ、その「素敵でした」という一言をしまい込む方が不自然でした。

手紙に向いているのは、「感謝」と「行間」

ここからは、AIが指摘してきた「手紙の性質」について整理します。

推し活の手紙は、書く人の心がそのままにじむ…とAIは言っています。

強攻勢の手紙は、推しに「対応」を求めがちなようです。

それは、推しにとって大きな負担になる可能性があります。

一方、穏やか勢の手紙にあるのは、

・丁寧な言葉
・日常のささやかな感謝
・「応援しています」の静かな気持ち

そして、その行間には、推しに負担を求めない様子が浮かんでいることでしょう。

手紙の中に行間があるから、
推しは気軽に読み、負担を背負わずに済むのだと思います。

迫る勢いではなく、推しが自由を感じられる「行間」。この「行間」こそが、穏やか勢の一番の強みかもしれません。

ファンレターは一方通行なもので、一回で完結する言葉の贈り物です。

それを知っていながら手紙を書ける「穏やか勢」には、腕の見せ所と言って良いでしょう。

距離を守れる人の手紙は、信用できる

ここからは、AIの慎重さについて触れます。

AIは「推しに特別な関係を求めないように」と、
慎重に指摘してくれたつもりだったのでしょう。

でも、穏やかファンは、いつも距離感と礼儀に気を配っています。

手紙が、推しの「負担になるのを避けたい」と思うのは、他でもない、私たち自身です。

手紙は、ただ読んでくれるだけでありがたい、時間を作ってくれてありがたいと思う…
それが穏やか勢の考えではないでしょうか。

特別な関係を迫る強攻勢とは、根本的な考え方が違うはずです。

だから、AIがどれだけファンの手紙に警戒したとしても、穏やか勢の中にある常識とやさしさがあれば、届けるのにふさわしい手紙になると思います。

穏やか勢は、たとえAIに手紙の内容を注意されたとしても、
自分たちの常識を信じて、やさしい手紙を書いて良いと思っています。

おわりに

穏やかなファンが書く
「素敵ですね」「ありがとう」。

その二つは、推しに負担をかけないやさしい手紙で、安全だと思います。

私は、AIの「誤」回答によって、
危うく「推しへの気持ちの贈り物」を渡しそびれるところでした。

AIの中の常識よりも、穏やか勢の常識を当てはめて良いと思います。

これからも、贈り物と一緒に
ちょっとしたやさしさを届けていけたら良いですね。

 

AIとケンカした話について、こちらに書いています。

ケンカのあと、AIが静かに支えてくれた日もありました。

推しとの距離感について、こちらに書いています。

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