推しへの贈り物を考えるときは、
だいたい気持ちが高まっているときです。
「何を贈ろうかな」
「これなら気を遣わせないかな」
いくつか候補を思い描いて、
念のためAI(チャットGPT)にも相談してみました。
ところが返ってきたのは、
「重くならないように」
「負担にならないように」
「少額で十分です」
という注意ばかり。
えっ、どういうこと?
せっかく高まった気持ちに、水を差すような言葉……
ちょっと、どうにかならないものなの?と思いました。
ただ感謝を形にしたいだけなのに。
最初は、少し不思議でした。
贈り物の中身を考えていただけなのに、
なぜここまで慎重な言葉が続くのだろう、と。
会話を進めていくうちに、
AIが「ある前提」をもとに答えていることが見えてきました。
AIが贈り物を警戒する理由
どうやらAIは、
「ファンからの贈り物=推しとの距離を縮めるための手段」
という考え方を前提にしているようでした。
お金を遣う。
物として残る。
誰が何を渡したか、人の目に触れやすい。
贈り物がきっかけで、
推しが気を遣うだけではなく、
周りのファンの気持ちがざわついたり、
「誰が渡したのか」という視線が生まれたりすることもあるようです。
推しと渡したファンの間だけでなく、
推しと他のファン、
さらにはファン同士の間にも、
さざ波が広がる——
AIは、そのような「複数方向の影響」まで含めて警戒しているようでした。
つまり、贈り物という行為そのものが、
推し活の世界では誤解やトラブルのきっかけになりやすい―
AIは、そこを警戒しているようでした。
AIは推し活のトラブル事例を大量に学んでいるので、贈り物を「誤解されやすい領域」として扱うのでしょう。
推しに高額な物を渡して、気を遣わせるのは良くない、推しの負担を減らす方向が良い、として、
「控えめに」「少額で」と繰り返すのだと思います。
アピール目的の贈り物が、誤解を招く理由
贈り物の中には
推しに印象を残したい、私を覚えてほしい、
といった「アピール目的」のものもあるそうです。
・高額すぎる差し入れ
・推しに断られても渡そうとする行為
・SNSで「渡しました」と報告してしまう文化
・禁止されている場所での手渡し
・「覚えてますか?」という圧
AIは、こうした出来事を山ほど学んでいるようです。
そのため、贈り物の相談をしただけで
「推しとの距離を縮めようとする意図がある」
と判断してしまうのでしょう。
このようにして、穏やかに応援しているファンまで、同じフィルターで警戒対象に入れられてしまうわけです。
穏やか勢の贈り物は、まったく別の目的
ただ、穏やか勢の贈り物は、AIの想定とは本質が違います。
相手に特別扱いされたいわけでもなく、
覚えてほしいわけでもない。
「ありがとう」を静かに形にしたいだけ。
反応を求めず、心をそっと置くための行為。
「贈り物が邪魔だったらごめんなさい」という気持ちさえある。
それは距離を詰めるための行動ではなく、
むしろ距離を保ったまま気持ちを届けるための行動です。
AIの言う「手段としてのプレゼント」とは根本的に目的がまったく違います。
まとめ:贈り物は「静かなありがとう」
AIが慎重になる理由は理解できます。
贈り物は、金額や物としての重さが伴うため、
誤解されやすい行為として分類されるのでしょう。
今回もまた、AIと噛み合わず、
結果として「ケンカっぽい」やり取りになりましたが、誤解の理由がわかったのは良かったと思います。
穏やか勢の贈り物は、
推しに何かを求めるためではなく、
感謝を届けるためだけのもの。
距離を縮めたいわけではなく、
負担をかけたいわけでもありません。
下心のない、ただの「ありがとう」です。
いつかAIがその違いをきちんと学習して、
「少額で十分です」よりも前に、
「その気持ちの向け方は自然ですね」と言ってくれる日が来たらいいな…と思います。
AIとケンカのようになった前作は、こちらの記事です。

推しとの距離感について、こちらの記事に書いています。

