遠くから眺めるだけの推しも、少し近めの距離感の推しも、どちらも大切に応援しています。
そんな私が、チャットGPTに推し活の相談をすると、なぜか毎回ケンカのような空気になります。
ケンカをしたいわけではありません。
むしろ穏やかにやり取りしているのに、AIの返事がどこかズレていて、「え?」と思うことばかり。
その違和感の理由が、ようやく最近わかってきました。
勝手に注意してくる「軽やかに」
世間では
「チャットGPTは、人に気持ちのいい答えを返してくれる」と言われていますが、
推し活に関しては、まったく違います。
私が
「推しに何を渡そうかな?」
「手紙には何を書こう?」
と相談しても、返ってくるのは
「無理しないで」
「重くならないように」
「挨拶程度で軽やかに」
……この3点セット。
本当にこれしか知らないの?と思うくらい、
「軽やか教の教祖みたいに」言ってきます。
私は軽やか信者ではありません。
質問するたびに「軽やかに」と注意され、「私は犯罪者なの?」と思うこともありました。
「いや、事情が違うんだけど…」と反論することも。
そのケンカのようなやり取りの末、ようやく、この「噛み合わなさ」の理由が見えてきました。
その「AIが見ている推し活の世界」と、
私が感じた「地味な迷惑」について、このあと書いていきます。
AIが見ているのは「騒がしいファン」だけ
AIはインターネットの情報を学習します。
ネット上にあるのは、真面目なファンの情報ではなく
・距離を詰めすぎる人
・握手会なのに写真を撮る人
・自宅で待ち伏せする人
・SNSで推しに粘着する人
……こういう「騒がしい記録」ばかりだと思われます。
だからAIにとって、ファンは
「推しの生活を脅かす、やっかいな人たち」
に見えているのでしょう。
私は会場が空いているタイミングにしか挨拶しないし、こちらから距離を守っているのに、
「距離とってね」
「軽やかがちょうどいい」
と妙な注意をされ続けています。
距離とってますよ。
だから好きな推しに、何年も近づけなかったくらいです。
私の状況をいちいち説明しなければ、まともな返答が返ってきません。「推し活」というだけで、AIの初期設定が「要注意」なのです。
気づいたとき、ちょっと悲しくなりました。
AIの頭の中に「穏やかなファン」は存在しない
「静かに応援する」
「節度を持つ」
「距離を守る」
このように落ち着いて応援するファンの存在を、AIはあまり認識していないようです。
「あなたは知らないかもしれないけど、穏やかなファンの世界もあるよ」
とAIに伝えても、
「そうなの。でも本当に大丈夫?」
と、私がまだ心配されている感じです。
AIにとってファンとは:
「欲望を制御できない可能性のある人」
なのだと思います。
推しや周りのことを考えているからこそ、AIに相談しているのに、場に合わない慎重すぎる返事が返ってきます。
私はAIの「警戒心」の方が重苦しいなぁと思ってしまいます。
静かなファンは“記録されない”というデータの偏り
でも、それは、AIが冷たいのではなく、
ネット上に記録される世界が偏っているだけかもしれません。
静かに応援している私たちの姿は炎上しないので、誰もネット上に書きません。
ニュースにならないから注目度が低め。そのためデータに残らず、AIが学習のチャンスを逃しているのです。
結果、
「穏やかなファン」は、世界から見えない存在
「騒がしい人の行動だけが記録として残る」
この構造が、AIにもそのまま反映されているのでしょう。
AIの心配もわかるけど、心の距離はとらなくていい
AIが慎重なのも、ある程度はわかります。
ただ、だからといって、推しへの「心の距離」まで広げる必要はないと思っています。
もちろん、ルールは守るし、節度も保ちます。
その上で、応援したい気持ちは自分のペースのまま大切にしておきたいのです。
ファン同士の争いがない推し活なら、素敵な方に「素敵ですね」って素直に伝えて良いですよね。もちろん、恋人になりたいなんて思っていないから、安全なはずです。
AIにも、
「静かに応援する良心のあるファン」
というカテゴリが、早めに追加されることを願っています。
まとめ:犯罪者扱いされないファンとして、穏やかに続けていく
チャットGPTに推し活相談をすると、安全運転ばかりの返答になります。
でも、それはAIが悪いのではなく、
「マナーの悪い誰か」が、AIの中の情報を作ってきたから。
AIに妙な注意をされたために、つまらない推し活になるのはもったいないです。
だから今日も静かに、堂々と、
「犯罪者じゃないファン」として推しを見守っていこうと思います。
たぶん、「穏やかファン仲間」は、炎上ファン・騒がしいファンよりも多いはずです。
穏やかファンが、静かに常識を積み重ねて、AIの中の情報を少しずつ変えていきましょう☺
……ところが、このあと「プレゼントの相談」をしたら、今度は別の意味でAIとケンカすることになりました。その話は、次回に続きます。
推しとの距離感について、こちらの記事に詳しく書いています。

距離感を考えた、好印象なプレゼントなら、こちらも参考にしてください。

